診療紹介

診療紹介|レーザー治療

どうぶつに負担の少ないレーザー治療

当院では、どうぶつに負担の少ない治療方法の1つとして、レーザー治療を取り入れています。

レーザー治療でできること

直接的な治療
【レーザーで治療します】
・無麻酔(局所麻酔)によるイボ・腫瘍の切除・歯周病
・逆まつ毛・口内炎・関節炎・術後疼痛・神経障害
・各種じん帯損傷 その他など
複合的な治療
【他の治療方法と組み合わせて治療します】
・椎間板ヘルニア  ・ガン
・ICG修飾リポ光線温療法 など

あきらめていませんか? 〜イボ・腫瘍など、できものの切除について〜

炭酸ガスレーザーメス

炭酸ガスレーザーメス 外科手術などで使用するレーザーメスです。切開と止血が同時にできるため、かなり手術時間を短縮することが可能です。

半導体レーザー

半導体レーザー 口腔内や体表の小さな腫瘍・イボなどの切除に使用したり、手術時における止血やメスの代わりに使用します。
より出血が少ない、より安全な手術を短時間で行うことができるようになりました。また、術後や怪我をした時の創傷治癒促進のため使用します。

治療例 13歳の柴犬

この子自体が心臓病があり、飼主様が不安がられ、全身麻酔を希望されなかったため、局所麻酔のみでこぶし大の乳腺腫瘍を半導体レーザーを用い、切除しました。
身体への負担がほとんどないため、処置後すぐ、このワンちゃんは歩いて帰ることができました。
治療例

治療例 17歳のシーズー

17歳のシーズーで重度の心臓病がありました。飼い主様は眼の腫瘤が増大してきてなんとか小さくしたいということで、点眼麻酔にて局麻し、レーザーで蒸散させました。
治療例

治療例 16歳のプードル

16歳の体重1.4kgのプードルでこの子も心臓病もちであまりにも小さく、手術をいくつも断られたということで来院しました。 無事全身麻酔をすることなく、レーザー手術にて切除しました。処置後何事もなかったように帰っていきました。
治療例

椎間板ヘルニアや関節炎、神経やじん帯の障害、各種外傷などの治癒促進疼痛緩和の治療として

代表的な椎間板ヘルニアの治療方法に外科手術があります。
しかし、高齢のために麻酔のリスクが高かったり、手術が高額であったり、などの理由で治療を受けられない子もいます。
当院ではそのような子の治療を何とかできないかと思い、投薬・水素水・オゾン療法・プラセンタ療法などと組み合わせた治療・内科治療などと併用して実施するレーザー治療を行っています。
当院の統合医療の紹介はコチラ
また当院では、最新のデュアルダイオードレーザー(CTS-S)によるフォトバイオモジュレーション治療を行っております。
フォトバイオモジュレーションとは組織や障害に対して赤色及び赤外域の電磁照射を照射し、その部位の組織の炎症の軽減や、治療促進、疼痛緩和、さらには微小循環の増加を促す治療のことです。
治療風景 CTS-Sにデュアルダイオードレーザーレーザーによる施術風景
レーザーを使い、効果的な治療を短時間で行うことができます。体格や治療目的により適切な設定が可能です。 デュアルダイオードレーザー(CTS-S)

デュアルダイオードレーザー(CTS-S)の具体的な治療対象疾患

筋骨格疾患 皮膚疾患
・骨関節炎・椎間板ヘルニア・外傷・神経障害・術後の疼痛管理・浮腫・各種リハビリテーション・老齢性疾患 ・舐性肉芽腫・急性湿性皮膚炎・耳炎・跛行・口内炎
このような多様な疾患に効果があります。

ガンのQOL(生活の質)を上げるために

ICG修飾リポソームによるロータリーハンドピースをもちいたレーザー温熱療法

ガン治療には、外科手術、放射線治療、抗がん剤などの薬物治療があります。
しかし、副作用が懸念されるため、どうぶつの体への負担も大きくなります。
当院ではお腹の中の切除不能の腫瘍や、肺がんなどの末期のワンちゃん・ネコちゃんににおいて、少しでもQOLをあげ、楽に生活を送れるように「ICG修飾リポソームによるロータリーハンドピースをもちいたレーザー温熱療法」を実施しています。

「ICG(インドシアニングリーン)修飾リポソーム」とは

がん治療に用いる温熱療法では、鳥取大と提携して「ICG(インドシアニングリーン)修飾リポソーム」と呼ばれる最新技術を導入しています。
リポソームとは、ナノサイズ(1ナノメートルは10億分の1メートル)の小さな気泡のような粒。ICGは光を吸収すると発熱する色素です。これらを結合させて点滴で静脈から投与すると、ナノ粒子が集まりやすいという腫瘍組織の特性から、リポソームが蓄積する。そこへ、3週間ほど集中して半導体レーザーを当て、局所的に治療する手法です。
あらかじめ、リポソームの中にがんの種類に応じた抗がん剤などを封入して送り込むことが可能で、より効果的ながん治療が期待出来ます。

リポソームの様子

リポソームの様子 正常組織に比べて、がん組織の血管内皮細胞は整列が不均一で、細胞膜と同じ材料で作られた小さな粒径のリポゾームは、血管内に投与された後、がん組織に蓄積する。

治療例 14歳のパピヨン

治療例
その他に、当院での身体に優しいガン治療として、ホモトキシコロジーやオゾン療法や中国漢方などを積極的に実践し、効果をあげています。